今回は台湾が舞台(ロケ地)になっている映画を実際に出てくるロケ地と一緒に紹介していきます。
映画を観た人も"あっそこ台湾だったんだ"と思う場所も多いと思うので、実際に台湾旅行の際、思わず聖地巡礼ならぬ"ロケ地巡礼"してみるのもいいかもしれませんね!
目次
思わず台湾を旅したくなるおすすめ映画5選
1. ライフオブパイ
乗っていた貨物船が遭難し、一匹のトラとともに救命ボートで漂流することになった少年パイのたどる運命を描く。1960年インド・ポンディシェリに生まれた少年パイは、父親が経営する動物園でさまざまな動物たちと触れ合いながら育つ。パイが16歳になった年、両親はカナダへの移住を決め、一家は動物たちを貨物船に乗せてインドをたつが、洋上で嵐に遭遇し貨物船が沈没。必死で救命ボートにしがみついたパイはひとり一命を取りとめるが、そこには体重200キロを超すベンガルトラがいた。第85回アカデミー賞で全11部門にノミネートされ、アン・リーが自身2度目となる監督賞受賞を果たした。
虎との漂流というまるでファンタジーのようなストーリーですが、この映画が伝えてくれるのはもっとより深い「生きることとは」や「命」という題材をテーマにしているように感じました。荒れ狂う海上で起こる、残酷な運命に翻弄されながらもそれに立ち向かっていく少年の成長を描く一般的な漂流映画を現実ではありえない虎と一緒に漂流させるという設定は新しく、観ていてとてもワクワクしましたね。
この映画の魅力としてまず初めに伝えたいのは、圧倒的なCGを駆使した映像美です。
自分はDVDでこの作品を鑑賞したのですが、なぜ映画館でみとかなかったのかと後悔しましたね。
「白沙湾」
この映画、実は撮影の7割は台湾が舞台になっているんです。監督のアン・リーさんも台湾での撮影がなければこの映画は完成しなかったというほど台湾が舞台として登場します。
その中でもいちばん最後のシーンで登場するのが、台湾最南端にある「白沙湾」です。
白く美しい美しい砂浜に緑も豊富にあるこの場所は別名「台湾のハワイ」と言われるほどの人気スポットになっており、サーフィンや海水浴をする観光客で毎年賑わいを見せます。
アクセスが不便ですが、白沙湾のある墾丁(ケンティン)には夜市や水族館などもあるので、台北市ではなく他の場所で台湾の魅力を感じたい人にはいいかもしれませんね。
アクセス
交通手段 | 片道料金(1人当たり) | 乗車時間 |
高速バス | 391元(約1,430円) | 約120~140分 |
タクシー | 300〜400元(約1,050〜1,400円) | 約150分 |
専用チャーター車 | 2,100元(4人でシェア)(約7,340円) | 約120分 |
乗り合い送迎 | 388元(約1,356円) | 約120分 |
※全て高雄(台湾第二の都市)の左営駅から墾丁へのアクセスです。
※台北からのアクセス方法は、台北駅から左営駅まで約2時間新幹線に乗り、左営に到着後、墾丁快車バス(高速バス)に乗って墾丁まで行きます。結構長丁場です。
2. 台北に舞う雪
新作発表直前に突然声が出なくなった新人歌手のメイ(トン・ヤオ)は、誰にも告げずに台北から姿を消す。たどり着いた小さな田舎町で、メイは孤児として育った青年モウ(チェン・ボーリン)と出会い、彼と共に過ごすうちに元気を取り戻していく。一方、モウはメイが台北に残してきた気持ちに気づきながら、彼女への思いを静かに募らせるが……。
この作品は「雪」というキーワードを中心に物語が進む純愛映画です。
ひねりや物語に伏線があるなどのワクワクさはないが、恋愛映画らしく頭を空っぽに素直な気持ちで鑑賞できる作品。
その中でも特に自分が注目してもらいたいのが、劇中で登場する台湾の風景です。台湾の田舎の風景や写真にもある天燈をあげるシーンなど、台湾の魅力を存分に楽しむことができるのもこの映画のいい所だと思いました。
「平渓」
映画のロケ地で最も印象深いのはやはりランタンを飛ばすシーンですね。
これは平渓の「平渓老街」または「十分老街」という場所で体験することができます。十分のがランタン上げで最近有名になったスポットなので平渓老街のが空いているみたいなので、おすすめです。
ランタンといえばタイの「コムローイ祭り」が有名ですが、その時期タイに行くと結構な金額かかるんですよね。。
そんなあなたに必見なのがこの平渓天燈祭です。台湾でも体験できちゃうんです。
旧正月の元宵節に開催され、毎年国内外から多くの観光客がここ十分に集まり、各々が願いを込めたランタンを空に飛ばす事ができます。たくさんのランタンが空に浮かぶ光景はとても幻想的で、時の流れを忘れてしまうほど美しいです。
この時期に台湾を訪れる方には、是非参加してほしいお祭りですね。
アクセス
台北駅の4番線、瑞芳方面の電車に乗車し、瑞芳駅で十分駅まで行く平渓線に乗り換え、十分駅へ。
平渓駅にいく場合は十分駅のさらに3つ先にあります。
3. パラダイス・ネクスト
台北でひっそりと暮らす島(豊川悦司)の前に、牧野(妻夫木聡)という妙になれなれしい男が現れる。牧野が何者かに命を狙われていることを知ると、島は追手から逃れるため牧野を連れて台湾東部の花蓮へ向かう。そこで二人はシャオエン(ニッキー・シエ)と出会う。
暗い過去を背負う男たちが異国の地で繰り広げる逃避行を、全編台湾ロケで撮り上げたサスペンス映画で妻夫木聡と豊川悦司という豪華W主演となっている。
この映画の魅力は主演の二人の演技は当然のことながら、逃避行中に映る台湾の観光名所やローカルな屋台飯にも注目して映画を観てみると、もし台湾に行き聖地巡礼するときにさらに楽しくなると思います。
「グランドホテル(圓山大飯店)」
この一際目立つ、THE中華風と言わんばかりの建物「グランドホテル(圓山大飯店)」もロケ地の1つになっています。外観はまさにもし現実世界に竜宮城が存在したならこんな感じなんだろうなと思わせるような赤を基調とした豪勢な作りになっています。
まぁ中も豪華な作りだこと。人生で一度はこんなホテル泊まってみたいですね。
もし宿泊を考えているなら下記のボタンから予約することができます。
また上の写真で主演二人が食事をしている松江市場の「沈記牛肉麺」や二人の逃避行の目的地となった「花蓮」にも観光スポットが数多くあるのでぜひ訪れてみてください!
アクセス
4. 千と千尋の神隠し
10歳の少女・千尋(ちひろ)は、両親とともに引越し先のニュータウンへと向かう途中、森の中の奇妙なトンネルから通じる無人の街へ迷い込む。そこは、怪物のような姿の八百万の神々が住む世界で、人間が来てはならないところだった。千尋の両親は飲食店で神々に出す食べ物に勝手に手をつけたため、罰として豚にされてしまう。千尋も帰り道が海で塞がれ、悪夢が消える事を願って自分が消滅しそうになるが、この世界に住む少年ハクに助けられる。
もう説明するまでもないかもしれませんが、日本で興行収入1位の「千と千尋の神隠し」です。
自分も大好きな映画の1つであり、この映画以上に心が引き込まれた映画はないと言えるほどの名作です。
最初は少し怖い印象がありましたが、全体の雰囲気が特に素晴らしく、和風というかアジア風な背景が特に好きなのですが、それが神秘的な事象の数々とうまくまとめられていているからこそ、他の作品より引き込まれやすいのかもしれませんね。キャラクターがいい味を出しまくっているのもこの映画に没入しやすい点の1つかもしれません。
また大人になってから改めて見てみると、数々の非日常な体験を通して成長していく千尋の姿をまるで親のような気持ちでみてしまう人も多いのではないでしょうか。自分はそうでした。
子供の時も大人になっても楽しめる、まさに神映画ですね。ジブリ最高!
「九份」
台湾といえば!のイメージがついている人も多いのではないでしょうか?
千と千尋の神隠しの舞台となったと噂されたことから大人気観光地になった「九份」です。
- 所要時間1時間半~2時間程度(交通状況による)
- 料金115元
- 所要時間:50分~60分程度
- 料金1,000元~1,200元程度
- 実際に乗った感想も九份にいったブログに書いているので参考にしてください!
まとめ
今回は台湾旅行に行く前にぜひ観てもらいたい映画とその実際の映画のロケ地を4つご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
必ず観て欲しいわけではないですが、観た方が実際観光地に行った際、「あっここあの映画で見た場所だ!」とより楽しめるかもしれませんね。
ふつうの台湾旅行に映画のロケ地巡りという1つアクセントを加えて、魅力あふれる台湾の街をぜひ楽しんできてください!