ジブリ映画の名作「猫の恩返し」。
同じくスタジオジブリ作品「耳をすませば」の主人公・月島雫が執筆した物語という設定になっています。
ある日、主人公のハルが車に轢かれそうな猫を助けたことで、猫の世界に徐々に巻き込まれていく、というストーリーです。
終始不思議な世界観で物語が進んでいき、おだやかな優しい気持ちで最後までみられる、ザ・ジブリ映画ですね。
その「猫の恩返し」の舞台が東京と横浜にあるってご存知でしたか?
今回は映画のロケ地になった場所を紹介していきたいと思います。
なかなか遠出ができない時期ではありますが、ブログの中で映画の世界を旅しましょう!
目次
あらすじ
女子高生のハルは、車にひかれそうになっていた猫の国の王子ルーンを助けたことから、その恩返しとして猫の国に招待される。気楽な猫の世界にすっかり魅了され、「このまま猫になるのもいいかも」と思ったハルは、ルーンの妃候補にされ、猫の姿に変化させられてしまう。このままでは人間の世界に戻れないとあわてたハルは、猫の男爵バロンの助けを借り、元の姿に戻るため奮闘する。猫の男爵バロンほか、「耳をすませば」に登場したキャラクターや場所が再登場するなど、同作のスピンオフ的作品。
映画の舞台になったロケ地
阿佐ヶ谷/中杉通り
ハルがラクロスラケットで車に轢かれそうなネコを助けるという物語の冒頭シーンのモデルになった場所です。
阿佐ヶ谷駅南口に画像のようなけやき並木が広がっていて都内ですが、夏に行けば新緑あふれる自然を楽しむことができますし、秋に行けば紅葉に色を染めた景観を楽しむことができます。
表参道
表参道も猫を助けた冒頭シーンのロケ地で使われたとされています。
たしかにけやきの並木道は劇中シーンに近いものがありますね。
映画の冒頭で寝坊し、慌てて歩道橋を渡ろうとするハルをランニングする野球部が遮るシーンがありますが、そのモデルになったであろう歩道橋も表参道にあります。
ちなみにこの歩道橋の上から美しい並木通りの1本道をとることが出来ます。
小金井北高校
この小金井北高校がハルが通う高校のモデルとして使用されました。
この小金井北高校の向かい側に、映画にも登場した店「銭亀屋」のモデルになったお菓子屋「亀屋」がありましたが、現在はすでに閉店しているそうです。残念。
また、同じく映画に登場した「フレッシュ三光」というスーパーは、映画公開当初にあった「フレッシュ和光」がモデルになったそうです。現在はドラッグストアになっています。
横浜元町商店街
映画を見ているときはヨーロッパのどこかの街並みがモデルになっているのかなぁと思っていましたが、なんと日本の横浜にあったのです!
ハルが十字街で太った猫のムタと出会うシーンですね。
ムタさんが座っていたあの椅子や道に置かれた植え込みまで、実際にあります。映画を観た人ならハルと同じように思わず猫の事務所を探したくなってしまう、そんな街並みが広がっています。
西洋風の街並みが広がり、お洒落なカフェやショップもあるのでカップルで街を散策するのも楽しいかもしれませんね。
ケーキブティックミント(MYNT)/新高円寺
ハルが助けた猫がくわえて出てくるケーキ屋さんのモデルになった場所です。
この猫が持っている「お魚クッキー」が後々の物語に関わってくるんですよね〜。
そしてなんとここのケーキ屋さんでは、劇中に登場する「お魚クッキー」が売っているんです!
映画の中で出てくる食べ物を食べることができるってなかなかないですよね。
店内には森田監督のメッセージとイラストが描かれた色紙も飾ってあるので、映画ファンにはたまらない聖地になっています。
新高円寺駅から徒歩5分ほどなので気軽に行けるのもいいですね!
まとめ
今回は猫の恩返しの舞台である東京と横浜のロケ地を紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
このブログを見て作品を思い出しながら、実際に現地に行った気分になっていただけたら幸いです!
東京や横浜に住んでいる人は気分転換に今回紹介したロケ地を散歩して、ハルになった気分で散歩してみるのもいいかもしれませんね。運が良ければネコの国に行けちゃうかも。。。なんて。